2006年05月13日

さようなら、交通博物館



 まだまだ先だと思っていたら、ついに閉館してしまいました。
 山手線の窓から見ても、万世橋の上まで長い列が出来ていた。
 
 こんなに人気のあるものだったのだな。
 
 秋葉原も、最近は、きれいになりすぎて、だんだんと空気が変わってきたと、友人の一人が言う。

 「今は、中野とか、吉祥寺とかの方が、おもしろいよ。」

 交通博物館が閉館して、ますます、秋葉原が普通の街になりはしないかな。  

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2005年12月25日

交通博物館


 いつだったろうか、東京にある交通博物館に行きたいと父にねだって、連れて来てもらったことがあった。大阪の弁天町には、交通科学館があるが、やはり子供向けの雑誌かなにかで見た東京の交通博物館に行ってみたかったのだ。

 交通博物館のある場所は、秋葉原に程近い。神田にあると説明されていることが多いが、実は神田から歩くと結構ある。

 大学に入り、就職しても、中央線に乗るたびに、交通博物館の前にある新幹線と蒸気機関車の先頭部分が、ちらりと目に入り、「またいつか行こう」と思っていた。

 その「またいつか」が、残り少なくなってきた。

 交通博物館は、2006年の5月で閉館する。鉄道博物館として、2007年にさいたま市で新たに開館する。

 しかし、あの場所にあってこそ、交通博物館だったような気がするのは、私だけだろうか。

 冬の夕暮れ時に、ふと立ち止まった私を彼女が不思議そうに見て、言う。
 「入るぅ?入りたいんやろ。」

 彼女のリクエストで、秋葉原を歩いていて、なんとなく万世橋のところまで来たところだ。

 残念だけど、もう閉館時間だ。

 「そうかあ、無くなんねな。前にも、一度、一緒に行こうって言ってたやん。ホンマはな、あんまり興味なかってんけど、そんでも、無くなってしまうって聞いたら、ちょっと行っておきたいかな。お気に入りの場所やってんやろ。」

 あはは、結構、マニアックだよ。

 「最近は、鉄道マニアも女の子増えているみたいやし、もしかしたら、私もはまってしまうかも知れへんよ。私の友達にもいるねん、一人。鉄ちゃんやなくて、鉄子やて、言うてるよ。ま、私は、ならへんやろうけど。」

 少し暖かくなった頃に、また遊びに来るか、東京に。俺のマニアックツアー全開言うのは、どう。ほら、俺のこと、もっと知りたいって言っていたしな。
 
 「えーっ、知らんでもええ部分まで、見せんといてっ!」

 交通博物館
 閉館を前に、さまざまな催しが行われる予定。マニアではなくても、おもしろいかも。特に幻の駅と呼ばれる「万世橋」駅の遺構が公開される。実は、この交通博物館がある場所は、1912年(明治45)に開業した中央線の始発駅であり、ターミナルだったのだ。当時の駅舎は、レンガ造りの堂々たるもので、首都東京の玄関口にふさわしいものとして造られたと思われる。しかし、その駅はわずか13年間使用されただけで、閉鎖。幻の駅と化したのです。秋葉原側から見ると、確かに堂々たるレンガ造りの高架が目に入ります。今回、閉館のイベントとして、この遺構の公開もされるそうです。


   

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2005年10月29日

東京温泉


学生時代、東京と大阪の間を何度も往復した。
時には、仲間と一緒に在来線で、のんびり行ったこともある。

 よくお世話になったのは、夜行バスだ。
 東京駅に着く前、サービスエリアで止まると、サラリーマンたちは
身支度を整え、ネクタイを締め、顔を剃り、東京の街に消えていく。
 「社会人になると、あんな風にがんばらねばならぬのか」
そう思ったものだった。

 東京駅に朝、到着するバスに乗ると、車内で東京駅の中にある銭湯の割引券が配られた。
 学生にとっては、その入浴料は結構高く、結局のところ一度も言ったことは無い。到着すると、そのまま大学へ向かい、研究室のソファで始業時間まで、うたた寝するのが習慣だったからだ。

 今も東京駅の八重洲口に、その温泉がある。男性専用なのだが、日本でサウナというものを始めたのは、ここが最初らしい。

 多くの人は、足早にその前を通り過ぎていく。

 八重洲口は、いま、再開発の計画が持ち上がっている。大丸の入っているビルも建て替えられる予定だ。
 新しいビルに、東京温泉は・・・

 東京駅のちょっと不思議な施設。新幹線に乗る前の、ちょっとした時間に探検してみるもの楽しいもの。


注意注意
  「東京クーア(東京温泉)」は、東京駅再開発工事のため2007年3月で閉鎖となりました。
 
JRの夜行バスで東京駅に到着すると、東京温泉・サウナ(男性用)、朝定食(和食:むなかた、洋食:イル・フィオレ)の割引券がもらえる。ちなみに女性は、八重洲南口から徒歩7分のところにある浦島館というところの入浴券がもらえる。
東京温泉=東京クーア・・・03-3212-2681. AM6:00〜PM11:00. 東京都千代田区丸の内1−9−1
東京駅八重洲地下名店街中央. 入泉料 AM6:00〜AM9:00 2100円 AM9:00〜PM11:00 2300円.なお、JRバスでもらえる割引券は、当日の午前6時から9時まで有効。
  

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2005年10月08日

失われ行くものを見る〜日比谷・三信ビル


 東京は、バブル時代以上に大きく変わっている。

 東京は、江戸から東京に変わった時。
 関東大震災。
 第二次世界大戦の大空襲。
 1964年の東京オリンピック。
 1980年代のバブル景気。

 そして、今。

 時々で姿を大きく変えてきた。
 江戸時代の古地図を片手に東京の街を散歩するのがブームになっていて、本屋にはそれに関する本が積まれている。

 でも、そこまで古くなくとも、東京の風景は今も大きく変わっている。帝国ホテル周辺のビルも、ここ数年で建て替えが進んでいる。客室の窓からも、何本もクレーンが見える。

 帝国ホテルのすぐそばの三信ビルも、もうすぐ建て替えが計画されている。すでにテナントの撤退が始まってしまっていて、それが逆に静謐か空間を生み出している。

 営業している店舗のどれもが小さいながらも個性的な店ばかりで、どうしてこの街で働いている時に、もっと通わなかったのだろうと後悔してしまう。

 新しく開発された地区も、魅力的で活気あふれているが、一方でどこも同じような空気に満たされてしまっていることに気が付いている自分がいる。

 自分の生まれる前からあるビルで、ランチを食べ、お茶を飲み、語らうことは、少し違った感動を与えてくれる。もしかしたら、父が、祖父が、あるいは有名な作家や写真家がそこにいたかも知れぬという想いが、もうすぐ失われてしまうこの場所と空気を、ことさら感慨深いものにしてくれるのだ。

 日比谷・三信ビル・・・一階と地階の店舗街は自由に入ることができます。ただ、ビル内に写真撮影などでテナントに迷惑をかける行為をしないようにとの掲出が出ておりました。その点は、良識をもって判断ください。
 また、現在、この三信ビル保存プロジェクトも出ているようです。Romance Carも、保存できたらいいなあと思います。

落ち込み悲しい

 残念ながら、三信ビルは2007年3月30日に全館退去、閉鎖され、同年10月に解体されました。
           

Posted by Romance Car at 18:46Comments(0)TrackBack(3)思い出の中の東京