2006年03月14日

東京でドライブ



休日の東京は、ドライブに向いている。

 普段は、首都大駐車道路なんて言われている首都高速も、休日は比較的に空いている。

 もちろん有名な観光地に行こうなんて間違った心を持ってはいけない。少し足を伸ばして、鎌倉とか、湘南にドライブなんて思うと、大渋滞にはまってしまって、どうにもならなくなる。
 
 あくまで都内を走るのだ。
 都内には、24時間営業しているレンタカー屋がいくつもある。どれも駅に近い。ホテルに近いところで借り出す。
 思い切って24時間とか借り切ってしまうのも、面白いかもしれない。アルコールは楽しめないが、電車の時間を気にする必要がなくなる。
 
 多摩ニュータウンや八王子という郊外に走っていくのも気持ちがいい。思わぬところに、おしゃれな街があったりする。
 横田や厚木なんている米軍基地のある街を訪ねてみるのも、関西からだと刺激的かも知れない。
 
 そんなに遠くに走らなくとも、都内をぐるぐる走り回るのも、今まで知っていた東京とは違った姿を見ることになるだろう。
 
 「そうかぁ。こんな風に繋がってるんや。仕事でよく来るんやけど、地下鉄やと、点と線でどう繋がっているんか、今までよく分からへんかってん。」
 
 お昼前に車を借り出して、日本橋から、神田、御茶ノ水をドライブしていて、助手席の彼女が感心したように言う。
 
 「人間の歩く範囲って、結構、狭いやん。地図の上では知っていても、車で走ってみると、またちゃうね。」
 
 都内をドライブするのに、大きな車はいらない。間違えたらくるりと廻れるコンパクトカーを借りた方がいい。
 
 「なんかええね。地下鉄とか電車に乗って、うろうろしてると、なんやいかにも観光客ぅいう感じやけど、こうして車やと、東京人いう感じするし。」
 「大阪弁丸出しで、わナンバーに乗っていたら、誰もそうは思わへんよ。」
 「いじわるやなあ。気分やんきぶん。」
 
 行きたいところには、ちゃんと標準語で話すカーナビが案内してくれる。東京のFM放送を聞きながら、ドライブをするのは気分がいい。
 
 「東京って、おやすみの日は空いてるねえ。」
 「そんなん、大阪かって、中心部は空いているよ。」
 
 休日のオフィス街は、気持ちよい。
 僕らは、靖国通りを抜け、人も車も多い新宿を抜け、中央高速に入って、郊外に向かって走った。
 
 「高校の先生がね、よく言ってはってん。東京の大学に行って、彼女が出来たら、絶対するんは、中央高速をユーミンの中央フリーウェーをかけて走るんやって。」
 彼女は、笑いながら用意してきたCDをカーステに入れる。
 「この曲って、ユーミンが今のダンナと付き合っている時に、八王子の家に送ってもらう時のことやって。」
 彼女は、上機嫌だ。
 
 

 郊外のショッピングセンターとか、おしゃれな喫茶店とかを廻って、都内に戻った頃には、もう日付の変わりそうな時間になっていた。レンタカーは、2時まで借りている。まだ、余裕はある。
 彼女は、さっきから隣で寝息を立てている。「楽しかったぁ。でも、もう眠いよー。なんかせっかくドライブやのに、見落としたら嫌やな、でも眠い、なんかあったら起こしてな」なんて言いながら、ぐっすり眠ってしまった。
 彼女を起こさないように、ゆっくりと運転して都内を走る。車でなければ、こんな遅い時間に、こんなところの夜景を見ることもないだろう。
 
 「はい、今日、最後のサプライズです。どうぞー!」
 
 彼女を起こす。
 
 「うわーうわー・・すごー」
 
 午前0時の東京湾。タワーの灯りは消えてしまっているけれど、ね、なかなかでしょ。

都内は、皇居や官庁、大使館などが多くあり、警察官も大阪市内に比べて、多い。駐車違反なども厳しいので注意を。ただ、取締りが厳しい分、走りやすい。特に、休日の都内は車も少なく、ドライブには最適。電車では、なかなかな廻りきれないところにも車なら簡単。
 ただし、これから桜のシーズンになると、名所の周辺および駐車場などは非常に混みます。事前に情報を集めておきましょう。


写真は、晴海ふ頭から見たレインボーブリッジ。
 


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